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君に熱視線゚
第14章 つながり
「幼なじみ?‥‥ヘェ‥」
晴樹はその一言だけ返すと黙りこくってしまった‥
雰囲気の重くなる中時計を見ると午後3時前‥
「よし、勉強はこの辺までにして何か食べに行くか?」
晴樹の言葉に陸達が喜ぶ。
「‥じゃあ‥
俺はもう帰るよ‥」
夏目はそう言って勉強道具をしまい始めた‥
「なに、大ちゃんは行かないの?」
苗に引き止められ夏目は晴樹をちらっと見る‥
「帰って、今日の勉強の復習したいからさ‥」
そう言ってから苗に耳打ちした
“後で電話する‥
話したい事があるから‥”
夏目は意味ありげに苗を見つめた。
そして、二人の様子を鋭い目付きで見ている晴樹に夏目は言う‥
「先輩、今日はありがとうございました。俺はこれで帰ります!」
頭を下げて帰ってく夏目を静かに見送ると、晴樹達も図書館を後にした‥
家に帰り着いた夏目は携帯を眺めながら考える‥
‥やっぱ、あの人‥どう見ても苗のこと好きだよな…
夏目は今日の晴樹の態度ではっきりと確信していた‥
‥幼なじみ‥‥か‥
どんな奴なんだろ‥‥‥
知らない男の出現に不安なのは夏目も同じだった‥‥

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