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君に熱視線゚
第11章 復活際
「‥‥可哀想って、貴志サンでも相手の立場になって考えることあるんスね!!」
「んだとぉ!?コノヤロ!」
運転席にいた余計な口を叩くメンバーを貴志は後部席からしきりにどつく
何を言ってもただ一点だけを見つめる…
晴樹は隣で暴れる貴志の行動にも興味を示さなかった‥‥
晴樹は時計に目を向ける
‥十時前‥‥‥さすがにもう帰ってる頃だろ?‥‥
‥‥帰り着いててほしい!!
何となく祈るような気持ちで晴樹は携帯に手をかけた。
ジリリン
『はぃもしもし?
田中です‥』
電話口に出たのはオカンだった
「あの、もしもし?
夜分遅くに申し訳ありません‥結城といいます、、、
苗サンをお願いできますか?」
オカン相手の晴樹はとても丁寧だった‥‥
‥なんだ、コイツ?
キレてたと思ったら今度は女のとこに電話かよ‥
再び車の中が静かになり晴樹の電話に皆が聞耳をたてる
『結城?‥‥あっ!晴樹クンね』
「はぃ」
やけに明るい声で語りかけられ晴樹は戸惑った

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