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君に熱視線゚
第1章 きっかけ
「これ、うまいよ!
俺のお勧め!」
晴樹はそう言うとウェイターから受け取った皿を苗に手渡す…
「これはなに?何味のパスタ?」
苗は皿に盛り付けられたパスタを食いいるように見つめた…
黄色いクリームのようなもので和えてある‥
‥なんだろう‥
苗は匂いを嗅いでいる
「毛ガニの蟹ミソ和えクリームパスタだよ…」
警戒するようにパスタの匂いを嗅ぐ苗に晴樹は説明した
「毛ガニの蟹ミソ和えクリームパスタ…
名前が‥ながい………」
苗のクリクリおめめがキラキラと輝く。
「‥‥な、長いな…っ」
どこかしら興奮気味の苗に晴樹は戸惑っていた
名前が長いとイタリアンチックで上品な響きっ‥‥
苗は食せずともこのパスタがお気に入りになってしまった
そして、パスタを眺め立ちすくむ苗の額に晴樹は手を伸ばす
「!?」
「…髪の毛がさっきからずっと張り付いたままだよ…どうしても、気になるからとらせてくれ‥」
「あぁ、これは何から何まで‥‥‥ありがとございます」
…いゃなに苗ったら!後からきて美味しいとこ取りだらけじゃんっ‥‥‥よしっあたしも!
二人の姿を目で追っていた中島は思い切って行動を起こした!

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