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変態奴隷……中村もも
第8章 結婚式
私の身体には、色々な文字が
散乱している。文字の大きさも
太さもまっすぐだったり、斜めだったり
色々だった。
お腹のあたりには大きく、
変態奴隷と書かれていた。
メス豚、肉便器、家畜、
人間失格、生きる価値無し
ゴミ、ブス、汚物……
私は自分の身体を見つめて
その身体を隠すように
身体をまるくして抱えて
涙が流れ落ちた。
『お前はそういう生き物になるんだよ。
みんなそうなってお前の事を
笑いものにしたいのかな?
酷いね……こんなふうな扱いの奴に
裏切り行為をされた僕は情けないよ』
『本当にごめんなさい。だから
生きる価値ないんです……
英二様に笑ってもらえるように
なりたいです。そしたら少しは
私に生きる価値があるような
気がします』
『僕の為だけに生きて価値が欲しいか?』
『はい、価値を与えてください』

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