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クレオメ~君の隣に居たい❤️
第29章 傍に居て

香菜side
宮君のお粥・・・。
美味しかった。
布団でモソモソしながら携帯を弄った。
相田君・・・。
今日・・・。
有楽町行ってるんだよね。
帰ってこないって・・・。
違うよね・・・
野島さんじゃ・・・。
ないよね。
孝ちゃんも・・・実際は孝ちゃんの中ではきっと・・・。
奥さんは・・・。
私じゃなくて・・・・。
あの女の人で、・・・子供が居て・・・。
ギュッと携帯を握って胸に付けた。
きっと私はこうやって、こういう立ち位置なのかも。
1番に・・・。
なれない。
何いじけてんの???私・・・・。
胸の前で握っていた携帯をボトッとベットの下に落とした。
もう1番なんて要らない。
もう・・・。
離婚して・・・。
1番なんて一生要らないよ。
1番じゃなくていいから、
誰かの傍に居たい。
弱虫って・・いい年こいて何言ってんのッ???ってディスられてもいい。
やっぱり一人は寂しい。
寂しい・・・・。

