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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第35章 彼女の気持ち
『……え…でも』
『なに?都合悪い?』
『そんな事ないけど…』
『どの辺にしよか?』
俺は取ってきた情報誌を広げる
『本気なの?』
『あかんの?』
『そうじゃなくて…』
『ペットなんやから
飼い主と居ればええやん』
『…うん』
『俺はまだメグの事好きやで?』
『…ホントに…?』
『うん。普通に好き』
『…喜んでいいの?』
困ったような彼女に笑いかけながら
頭を撫でて引き寄せた。
チュッとキスをして目を見つめる。
『確かに妬いたし意地も張ったけど
俺はメグの事好きやで?』
一番にする気はないけど
『メグでいいの?』
どういう意味?
『メグと居りたいから
こうして会いに来たんやで?』

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