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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第32章 The world for two of us
『ヒヤヒヤして良かったやろ?』
彼女の家に戻りソファに座って
タバコを吸いながら俺は言った。
『嫌だよ!アホじゃないの!』
『でもお前いつもよりイクの早かったやん』
『あれは…!ツカサがいつもより…』
『いつもより?』
『…なんでもないっ!』
『…今度どこでする?』
『外ではしない!』
怒る彼女を膝に乗せて軽くキスをする。
『じゃあベランダと車どっちがいい?』
『どっちも嫌!』
『なんでやねん…』
悲しそうに拗ねる俺。
『…声…出せる方が私はいいもん』
『……なら仕方ないな』
上手く丸め込まれた気がしたけど
俺は彼女に熱いキスをして笑った。

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