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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第30章 I love you. But not interested
別の木曜日。
俺は車で高校の正門前に着く。
プッ
とクラクションを鳴らせば
ミオは笑顔で俺に手を振り
一緒にいた友達と分かれ車に寄ってくる。
『私服持ってきたか?』
『バッチリ!』
そう言うと後部座席に移動し
彼女は着替え始める。
対向車から見えるんちゃうかな?
私服に着替えた彼女は
助手席に戻り軽くメイクをする。
『もう着くぞ』
『えー早い』
俺達はそのままホテルに入る。
着替えても結局脱がせるけど
制服でチェックインは流石に気が引ける。
『ツカサ…まだ帰りたくない…』
『あかん。連れ回すような男
親御さんが信用してくれるわけないやろ』
会ったことないけど紳士な俺アピール。
彼女は残念そうにするけど
未来を期待させる言葉に心酔する。

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