この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
魔法使いで紳士なヴァンパイア
第29章 言い訳
仕方ない天保山でええか…。
車を走らせる。
彼女は後部座席にショップバッグを置くと
自分のバッグを開いてメイクを直す。
『あっ!』
口紅の蓋を落とす彼女。
『もう着くからちょい待て』
俺が駐車スペースに停めると
彼女は探し始める。
『あれー?何処だろ…』
助手席の椅子の下を手で探る。
『……。』
『あったか?』
『…うん。ついでにコレも見つけた』
彼女の手を見ると小さめの指輪があった。
『……なにこれ?』
『……さぁ?』
『誰の?』
『メグのちゃうの…?』
『メグこんなの持ってない』
『……。』
『ねぇ誰の?』
レイナ?ミオ?わからん…
『おかん!』

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


