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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第27章 生命
『おぉ初めまして』
父はルームミラー越しに彼女に
微笑んで見せる。
『あんた彼女連れて来るなら
言いなさいよ!掃除するのに!』
普段からしとけよ
『まぁええやん』
『ミオちゃんは幾つなん?』
父が聞く。
『17です』
『…………。』
時が止まる車内
『あんた…っ!』
『なんやねん?3個しか変わらへんやん』
『ハハハハッ
ええなツカサ若い子と付き合えるなんて』
『お父さん!』
中年の即席漫才で和む車内
ミオも緊張は解れたみたいだった。
『そういや子供いつ産まれたん?』
『先週や』
『へぇ?まだ入院中?』
『そんな訳ないでしょ自宅戻ってるわよ』
当たり前のように言われたって
俺は知らんし

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