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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第18章 Sudden impulse
『あー…痛い…』
俺は仕事中耳たぶを
撫でながら独り言を言った。
『どないしてん?』
カオルくんが心配そうに見た。
『いやー
俺イヤリングしてるんすけど
2時間も経つと痛くって』
『まぁ挟んでるしなピアスにせぇや?』
『なんか怖くないっすか?』
『どこがやねん。一瞬で終わるわ』
笑いながらカオルくんは
自分の耳を見せて来た。
『おー…』
『ピアスは落ちひんし
そうそう炎症起こすこともないから
いいと思うで?』
カオルくんの耳は軟骨ひとつと
ロブに4個ずつ開いていた。
『開けて見ようかなー。』
『ついでに鼻にも開けぇや?』
鼻ピアスを見せながら言った。
なんか…チャラいやん。

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