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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第16章 Memories
『確かにそうだね』
『誰にも気ぃ使わんから楽でええで?』
『そうだよね〜寂しがらずに
ひとり部屋にすれば良かったかなぁ』
『女の子は2人以上の方が
安心なんちゃう?』
『そう?』
『やっぱさ色んな奴おるし…ねぇ?』
俺は彼女に笑いかけた。
ケラケラと彼女も笑うと
休憩時間が終わった。
学科教習で頭にひたすら叩き込む。
面倒臭い…。
でも免許の為や…。
眠くなりそうな自分を
なんとか奮い起こす。
つかこの教官何言うてんねん
教えるの下手すぎちゃうの?
なんだか苛立ってくる。
ただの八つ当たりだけど。
せっせと教習を終え
食堂で夕食を食べる。
トンカツ…へへ
なんだかご褒美を貰ったみたいで
喜んでしまう。

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