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ありがとうを君に…
第3章 結婚
ガチャ ガチャ…
「えっ?ヤバイッ」
時計を見ると夕方5時過ぎ・・・
「ただいまー」
「おっ…お帰りなさい、ごめん、ついつい
寝過ぎてしまって…」
「はっ?まさか、今まで寝てたのかよ!」
「ごめんなさい」
「お前、ふざけんなよ!俺は仕事してたって
いうのに、お前はダラダラと寝てたって
何だよ…いい加減にしろよ!俺だって疲れて
んだよ!!」
体がビクッとして動けなくなる
「やめて!!」
「お前、マジふざけんな!」
誠一は私の胸ぐらをつかむと、バンバン
揺さぶり、今にも殴りそうな勢いだ
「ごめんなさい」
「何考えてるんだよ…あ?ダラダラしやがって」
バンバン揺さぶられながら、これって夢じゃ
ないよね…
目の前にいるのって、本当に誠一なんだよね?
って、自分で自分に問い掛けていた。
「チッ」と舌打ちされ、私の体は、誠一の手から
解放された…

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