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ありがとうを君に…
第15章 親孝行
ガチャッ…パタン…
「フーッ…よかった…」
話を聞いてもらえると思ってなかった…
話せばきっと、反対されると思っていた…
倖太の事、今まで知らなかったとはいえ、何も
してあげられなかった俺の事、絶対に受け入れて
もらえないと思っていた…
それなのに、歓迎してくれた
何もしてあげられなかったのに…
「母さん…今まで色々と隠しててごめんなさい」
「いいのよ仁実…倖太を独りで産んだんだもの
何かあってるとは思っていたの…きっといつか
話してくれるんじゃないかって、それまでは
黙って待とうって思っていたから…
ここまで、ちょっと長かったけどね…クスッ
仁実、お母さんね、高山先生は素敵な人だと
思うわよ!正直で、素直で…やっぱり、倖太の
パパだなって思うわ 笑」
「母さん…」
「先ずは、私の事は置いといて…素直に自分の
気持ちに正直になりなさい、そして倖太にも
少しずつ先生との事、話さなきゃいけないわよ!
きっと大丈夫だから…ねっ!」
「うん…わかった、お母さんありがとう…本当に
ありがとう」

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