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ありがとうを君に…
第13章 四つ葉のクローバー
親子なんだ…この2人は本当の親子なんだって
思うと込み上げてくるものが…
泣いちゃダメだ!ガマン、ガマン…
この2人の姿、しっかりと焼き付けておかなきゃ!
でも、もったいない…私はコソッと2人の写真を
撮った…
私の、大切な大切な宝物…
21時にもなると倖太は眠そうにしてる
「倖ちゃん、そろそろ寝ようか…」
「やだ、ボクまだ先生と一緒に居るもん」
「先生もそろそろ帰らなきゃいけないんだよ」
「えっ?お泊りしないの?」
「しないよ(笑)先生は明日お仕事だから
もうすぐ帰るんだよ!だからもう寝ようね…」
「じゃ、先生…ボクが寝るまで横に居て」
「倖ちゃん、先生もう帰らなきゃいけな…
「わかったよ!倖太が寝るまで横に居るからね」
「ヤッター!!」
「……」
「さっ、じゃ歯みがきとトイレに行こう」
「うんっ 笑」
今日だけ、今日だけ…もうあまり頼らないように
しなきゃ…
また、辛い思いをするのは…私なんだから…

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