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もっと夢を見ていたい
第6章 18
『もう…
あの人とは会わへんから。だから…』
そう言って彼を見る。
はぁ〜と深い溜息をつき
私を抱き締めた。
これで怒られなくて済む。
『ごめん。
ちゃんと休みとるから
残業も出来るだけ断る。』
髪を撫でながら彼は言った。
『サトシ…もっと構って…
サトシが居らんと…生きていかれへん』
多分そんな事は無い。
『うん…
俺も結居らんと生きていかれへん』
それは気のせい。
『サトシ…もう怒ってない?』
『怒ってる』
え〜…
『これからはよそ見なんてするな』
『うん』
『俺だけを愛して』
『サトシしか愛してない』
『俺も結だけ愛してる』
そう言って優しくキスをした。

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