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もっと夢を見ていたい
第28章 XII
ちらっと彼を見る。
『…なんしてん早よ教えてあげや?』
許可が降りた。
彼女に番号を教え
初めて彼以外からの着信を受けた
私のケータイ。
登録すると彼は
『仲良しもええけど
あんま遊び回るなよ?』
と私に警告した。
席に着くと彼女と一緒に座った。
私の隣はレンとヨウちゃん
ヨウちゃんの隣は私とユーキくん。
あぁこの間カラオケ誘ってくれたイケメン
ユーキって言うのか…。
4人で乾杯をして飲み始める。
『結さんレンさんにベタ惚れですねー』
うるせぇイケメン!
『ヨウちゃんはユーキくん好きなの?』
『…んー?そうかも知れないし
違うかも知れないし…』
そう言いながらユーキにもたれる。
彼はヨウちゃんの頭を撫でながら
何かを耳元で囁くと嬉しそうに
微笑むヨウちゃん。

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