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第5章 再会

真也君は・・・。


優しい人だった・・・。



あの母の誕生日の時プリンケーキをくれて、母と明がお礼を言いたいと言い牧場に連れて行った時・・・。


明は直ぐに真也君に懐いた。


真也君も明を可愛がってくれて一生懸命動物の事を教えてくれるの。



最近子牛が産まれたと教えてくれて・・・。



明は子牛が見たいと言って聞かない！！！(笑)



まぁ・・・動物に触れるのは良い事だしと・・・私はその時は・・・そう思っていた・・・。




定食屋迄車を走らせいつもの場所に車を止めた。



バックを持って2つの携帯を眺め・・・。



ずっと電源さえも入れていなかった・・・古い携帯。



・・・・・・。


きっと、電源を入れたら・・・。


もしかしたら何もないかもしれない・・・。


でも・・・。


多分・・・。



何件もラインや・・・メールが・・・来ているんじゃないかって・・・。



来ていないかもしれない。



でも来ているかもしれない。



私はその古い携帯もバックに入れて車を降りた。






今の私は・・・。



あの人から連絡が来ていても来ていなくても・・・・。



きっと・・・。



まだ辛い。