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Sugar Box
第3章 チラリズム・シンドローム【後】
「っ、こんな・・・格好、見られたくなかった・・・・・・」
「っ、玲。」
涙が零れて慌てる。
「ごめん、ごめんな。」
「男がこんな格好・・・恥ずかしいでしょ?乃さんには、見られたくなかった・・・」
「そうだな。玲・・・ごめん。おいで。」
「っ、人に・・・見られる。」
「いいから。」
「・・・乃さん。」
「なに?」
素直に腕の中に収まった恋人に甘く囁く。
「空き教室、・・・行きませんかっ。」
「喜んで。」
ツンとしていたかと思えばとんでもない処でデレてくる。それが困る・・・。
廊下を歩いて突き当たりの空き教室に入り唇を奪う。
「んっ、・・・んぅっ。」
ちゅ ちゅく ちゅるっ 唇が触れ合う。
「玲っ、可愛い・・・」
「っ、んぅ・・・だ、・・・・・・さんっ」
「玲・・・っ」

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