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第21章 Bond

彼女を見る。

『ん？』

そう言って首を傾げる彼女に

『ナツの棘なら
僕いくらでも刺されていいよ。』

真っ直ぐ目を見て僕の気持ちを伝える。

『シュージはSなんMなん？』

笑う彼女を離したくなかった。
だから抱きしめる。

『ナツずっと僕のそばにおって？
どこにも行かんで…』

女々しい僕。
だけど彼女は

『離さへんよ。何があっても』

そう言って僕の髪を撫でた。




『なぁ。シュージ薔薇の棘入れる？』

いきなりそんな事を言う彼女

『え？』

『やからペアタトゥーする？
あたしの愛で雁字搦めにする為に』

『ペアタトゥーなんてあんの？』

『ほれ』

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