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ROCKな彼女
第2章 Just a bit
『え……』
彼女だった。
ドッキリ?
嘘やん??
頭の中でぐるぐると回る思考
でも彼女は気付いていない。
そりゃそうだ
彼女にとってはよく行くコンビニの店員
しかもたった2度しか顔は合わせていない
僕が一人で盛り上がっていただけ
そんな事を考えてしまって
テンションが明らかに下がるのを
自分で感じながら
飲みかけのカクテルを飲む。
『なぁ〜マスター聞いてよ!』
馴れ馴れしい彼女
きっと常連なんだ。
『わかったから声のトーン落とせ』
宥めながらカクテルを作るマスター
あぁ仲ええんやな
この2人…。
別に嫉妬した訳じゃない
確かな疎外感は感じたけど…
『ごめんね。
やかましいの来てしもたから
寛げへんよね??』
2人の時とは打って変わって
砕けた口調で話しかけてくるマスター

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