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第15章 Mean

僕と彼女はまったりとした
休日を過ごしていた。

コーヒー片手にテレビを見る僕
そんな僕の膝を枕にして
雑誌を読む彼女。

幸せだ…。


すると彼女は突然

『ねぇシュージ』

『ん？』

『あたしのどこが好き？』

持っていたカップを落としそうになる。

ただでさえこの間
コッテリ絞られたところだ。

彼女の質問が怖い…。

頭をフル回転させていると
彼女は僕に雑誌を突きつけてきた。

そこには

【彼氏が困る10の質問！】

いやいやなんでそんな特集組むねん。

『ねぇシュージ？どこが好き？』

彼女はあえて僕を困らせたいようだ。

彼女を抱き起こして膝に座らせる。

『そんな風に意地悪に僕を弄ぶとこ』

そう答えるとフッと笑って

『だって困らせたいやん』