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愛してるからこそ...
第2章 例の経理の女
とりあえず営業部に居て朱里が戻るのを
待つことにして席に着いた。
後で水本には内線で電話しておこう。
迷惑かけてすまなかったと。
それから一時間ほど経ったが朱里は戻らない。
するととなりの課から須藤係長はどこ?と
朱里を探している声がする。
あいつ仕事ほったらかしてどこにいるんだ?
色々考えてみた。屋上は今日は雨だからないな。
食堂も閉まってる時間だし...
他の課の人間がいるところには行かない…
あ、御手洗!
だが女子トイレに入るわけにもいかず
小池を呼んだ。
「悪いがこのフロアにある女子トイレに
朱里が居ないか確認してきてくれ。」
『係長どうかしましたか?』
「ちょっと経理の女絡みで...」
小池はあのバカ女とブツブツ言いながら
営業部を出て朱里を探しに行ってくれた。
朱里。悪かった。
またお前を傷付けた...謝るから…
土下座でもなんでもするから出てきてくれ…

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