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愛してるからこそ...
第14章 同級生のからのアタック
『お前は何を考えてるんだ?
結婚早々に旦那を家から追い出すなんて。』
声は穏やかだが怒っているのだろう。
でもそれは私にとってイライラをもっと募らせる。
「は?お父さんには分からないよ。
こんなことで毎回毎回辛い思いするのは嫌なの。
私が間違ってるの?
私が出ていけばよかったの?!
お父さんは正人の味方するんだ?」
『私は別に正人くんの味方をするわけじゃない。
ただ、今回のことはちゃんとケジメをつけた。
話し合って解決は出来なかったのかと言う意味だよ。』
話し合い?
相手にバカにされていつも嫌な思いするのに
それでも普通の顔して話し合え?!!
そんなこと出来るか!!と大声で言ってやろうと
バンッと机を叩いた私を抑えたのはお兄ちゃんだった。
あの時お兄ちゃんに話したから間に入ってくれたんだろう。
『朱里は後悔してるんだよ。
正人くんのこと信じてるのにあんな態度とったこと。
俺が女でも同じことしてるかも…
今回はどっちが悪いとかなしだな。
朱里も素直になれなかったし正人くんも後片付けが
出来てなかったってことだよ。』
お父さんが言いすぎて悪かったな。と…
正人もごめん。と謝ってくれた。

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