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逆転満塁ホームラン!
第15章 幼馴染みの絆

──九番のキャッチャーに代わり代打で登場した青木くんはヒットを打った。

そして…打順が回り、次のバッターは……。


『さあ、来ました。ナイン組のメンバーで知られる1番の逢沢です!』

『ここでメンバーで有る柳が守りきった九回に華を添えることが出来るのか……おっと、かなり緊張してる様ですね。彼がこんな表情を見せるなんて珍しい。』

眉間にシワを寄せて、バットのフリップに顔を埋めている逢沢くん。緊張してるのか、集中してるのか。

多分前者だろう。

相手側に悟らせないために顔を下に向けているんだと思う。まあ、相手からしてもバレバレだと思うけど。

いざ、バッターボックスへ向かおうと歩き出した逢沢くんのお尻に何かが当たる。


『ははっ、あれは…天草ですね。どうやら天草がベンチにあるチョコレートを逢沢のお尻めがけて投げたみたいです。』

『逢沢も笑ってますねえ。いいですね、これがナイン組の本来の姿でしょうね。』


そんな逢沢くんの反応を見てベンチの他の選手達も大笑いしていた。一気に解ける緊張の糸。

そんな雰囲気の良さが観客席にも伝わったのか、またもアップで映し出された千里さんの口元はニヤリと見覚えのある様な笑みを浮かべていた。


『ここで続けばノーアウト満塁です!』

『岩崎が……一球目、投げました!!おーっと、これはストライクゾーンから抜けたためボールですね。』


見抜いたかの様に、ピクリともしなかった逢沢くんのバット。さすがプロに行く人だ、しっかりと見極めた上で冷静にバットを構えてる。

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