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愛DoLL☆美しき野獣
第30章 宣戦布告

「愚問だな。俺は、もう、静の事は、想ってねぇよ」
「なんで?」
「そんなの言わなくったって、分かるだろ?」
「分かんない」
「てめぇ…」
珍しく、潤が、エドワードに、詰め寄る。
バスルームの壁に押さえ込まれた、エドワードは、潤の腕に触れた。
潤は、その触れられた手をとり、壁に縫うように、自分の手を絡ませた。
その行動にびっくりしたエドワードは、自分と同じ高さにある目線の潤の顔を凝視してしまう。
「…潤?」
かつて、彼にこんなに色っぽい視線で見つめられたことは、あっただろうか。
自分の記憶にはない。
そして、次の瞬間、発せられた言葉は、予想だにしない台詞だった。
「お前が好きだ」
「…っ!?」
エドワードが、目を見開く。
そして、潤の唇が、自分の唇に重なった。
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