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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第42章 サプライズな出来事
室井side
公園を見渡すと・・・誰も居ない・・・・。
でも・・・さっき確かに揉めていた男女はこの公園に入って行ったのを見たし・・・。
すると、上の方から女性の悲鳴が聞こえた・・・。
俺は慌てて奥の階段を駆け上がり・・・龍に電話を掛けた。
『もしもし?もう着いた!何処?』
・・・・・・ッ???
振り返ってメインの駐車場に目をやると・・・・。
そこには龍と湊・・・他にも太一たちの車が到着だ・・・・。
その時・・・。
「もう止めてぇーッ・・・・いやぁっ!!!」
ッ?!
上を見上げ・・・・。
「龍ッ、公園の上だ!!!!早く来いッ・・・・」
そう言って電話を切ると俺は急いで上まで駆け上がった・・・・・。
一番上にはベンチが何個かあって・・・・でもそこには誰も座っていない・・・・。
でも・・・・。
何処かで聞こえる・・・・。
その声ッ・・・・。
「もう止めて・・・お願いッ・・・・・」
泣いて・・・命乞いをするような・・・そんな声だ。
姿が見えない。
耳を澄ませると・・・・。
「殺さないで・・・・。」
・・・・・・ッ?!

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