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第11章 情緒不安定な俺

龍said



美晴ちゃんは・・・最近・・・・。



俺に対してビクビクする・・・。



ずっと下を向いていて・・・上を見てくれない・・・。




「俺は・・・花見が終わったら直ぐに帰るから・・・何処まで行くの？」




俺が言うと・・・。



美晴ちゃんは下を向いたまま首を横に振った・・・。




？？？？？




「ん？？近く？？？」




俺がまた聞くと・・・




顔を上げて・・・。




「別に何もないの・・・・(笑)」




少し苦しそうな顔をしてそう言った・・・。




・・・・・・。




「何もないなら・・・(笑)・・・一緒に・・・・。」




「佐藤ちゃんに・・・あまり詳しく話してないしッ・・・周りに・・・気付かれたくないの・・・・」




・・・・・・。




そういう事か・・・。




「そっか・・・。わかった・・・。」




こういう時・・・昔の俺なら・・・どうしていたんだろう。




何が正解なのか・・・わからない。




今の俺がどうしたいか？





・・・・・・。




一緒に行こうよッて・・・。




手を繋ぎたい・・・・。