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君の瞳に映る白い花【おまけ追加しました】
第4章 君の瞳に映る白い花

忠と昌子は既に二人の結婚式をどうするかという話を始めていた。
「やっぱり冬ちゃんは和装だろう」
忠が言うと昌子も頷く。
「そうね。でもやっぱりドレスも見たいわ。冬ちゃんの白い肌に白いウェディングドレス、すごく似合うと思うわ~」
「住む場所はどうするかなぁ」
「あの物置壊して新しい家建てたらいいんじゃない?」
「いやぁ、でも私らももう先は長くないし、いずれはこの家に住んでもらうなら近くのマンションでも借りて・・・・・」
「そういう話はまだいいから!じゃ、行くぞ、冬子」
悠が突然立ち上がって冬子を見下ろした。
「行くぞって・・・・・どこに?」
冬子は突然のことに何のことかわからず、間の抜けた声で聞いた。
「俺のマンションに行くんだよ」
「え?」
悠は苛立って冬子の二の腕を掴んで立たせた。
「おばさん、今日は冬子俺のとこに泊まらせていいですか?」
美代はニコニコして、どうぞどうぞと言った。
冬子は赤面してうつむいた。親の前で堂々と今からセックスしてきますと言ってるようなものだ。
忠と昌子は同時に立ち上がって悠を制止した。
「悠!何言ってんだ!お前、嫁入り前のお嬢さんを連れ込もうなんて・・・・・」
「だめよ!ちゃんとお式を挙げてからじゃないと!」
「それ本気で言ってんの?」
悠は白けた表情で両親を見た。
「はいはい。わかってます。コーヒーでも飲みながら、結婚のプランを話し合うだけです。冬子ちゃんはベッドに、ボクはソファで寝ます。それでいいですか?」
悠の空々しい嘘を信じた者は一人もいなかったが、皆を無視して冬子の手を引いて帰る支度をする。
冬子は忠と昌子に頭を下げて食事のお礼を言うと母に小さく手を振り、悠に急かされて外へ出た。
「やっぱり冬ちゃんは和装だろう」
忠が言うと昌子も頷く。
「そうね。でもやっぱりドレスも見たいわ。冬ちゃんの白い肌に白いウェディングドレス、すごく似合うと思うわ~」
「住む場所はどうするかなぁ」
「あの物置壊して新しい家建てたらいいんじゃない?」
「いやぁ、でも私らももう先は長くないし、いずれはこの家に住んでもらうなら近くのマンションでも借りて・・・・・」
「そういう話はまだいいから!じゃ、行くぞ、冬子」
悠が突然立ち上がって冬子を見下ろした。
「行くぞって・・・・・どこに?」
冬子は突然のことに何のことかわからず、間の抜けた声で聞いた。
「俺のマンションに行くんだよ」
「え?」
悠は苛立って冬子の二の腕を掴んで立たせた。
「おばさん、今日は冬子俺のとこに泊まらせていいですか?」
美代はニコニコして、どうぞどうぞと言った。
冬子は赤面してうつむいた。親の前で堂々と今からセックスしてきますと言ってるようなものだ。
忠と昌子は同時に立ち上がって悠を制止した。
「悠!何言ってんだ!お前、嫁入り前のお嬢さんを連れ込もうなんて・・・・・」
「だめよ!ちゃんとお式を挙げてからじゃないと!」
「それ本気で言ってんの?」
悠は白けた表情で両親を見た。
「はいはい。わかってます。コーヒーでも飲みながら、結婚のプランを話し合うだけです。冬子ちゃんはベッドに、ボクはソファで寝ます。それでいいですか?」
悠の空々しい嘘を信じた者は一人もいなかったが、皆を無視して冬子の手を引いて帰る支度をする。
冬子は忠と昌子に頭を下げて食事のお礼を言うと母に小さく手を振り、悠に急かされて外へ出た。

