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愛おしいキミに極甘な林檎を
第16章 お試し同棲の夜は激しく…

「んー!美味しい。食の世界が広がった感じがします」
他愛のない話をしていたら段々緊張が和らいできて食事を楽しめてきた。
「良かった。……今日は前にプレゼントした物をつけてきてくれたんだね」
「はい。これ、懐かしいですよね」
首元には初めてもらったプレゼントであるハートのネックレス。
右手の薬指にはソラ先輩とお揃いの指輪。
どちらも実家の部屋を出る前につけてきた。
「今もつけてもらえてすごく嬉しいよ。……こう見ると手首が寂しいな」
そこまでアクセサリーを持っていなくて愛想笑いをしていると、ソラ先輩はポケットから小さな箱を取り出した。
箱を開けて中から取り出したそれを私の左の手首につける。

