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愛おしいキミに極甘な林檎を
第13章 それぞれの気持ち

「待ってください。つまり……彼女の先があるってことですよね……?」


「言っておくけど、最初から結婚するつもりで付き合っていたよ。今でもその気持ちは変わらないから安心して」

「はっ、はい……」



「…………必ず覆してみせるから」

優しく抱き締められた時に小さく呟いた言葉はとても切なそうに聞こえた。


私の気持ちを取り戻すこと……?


聞いた瞬間、何なのか不思議に思ったけどソラ先輩の気持ちが聞けたことに浮かれていてそれ以上気にすることはなかった。




憂鬱な月曜日。
休日が終わってしまい、また仕事モードに変わる。

昼休みになってコンビニにお菓子を買いに行こうとすると課長がついてきた。


「三人での日帰り温泉旅行は楽しかったな。まさか乙羽の彼氏が塑羅緒くんだったとは驚いた」

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