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愛おしいキミに極甘な林檎を
第12章 裸の付き合いとイケない妄想

「申し訳ない。大切な連れがいるもので」
「えぇー!?じゃあ、そこのお兄さんは?」
女たちの方に体を向けることなく他人のふりをしていたソラ先輩に声が掛かる。
「すみません。愛する彼女にしか興味ないのでお断りします」
誘いをソラ先輩がさらりとかわすと、女が顔をしかめて私の方を睨んでから去っていく。
「何よ、あれ。あの女とどんな関係なの?」
「彼氏と公認のセフレとか?それとも男同士ができてんの?ちょー有り得ないし」
嫌味をわざと聞こえるように言いながら……。
女たちが見えなくなってから課長が口を開く。
「酷く勘違いをされてしまったようだな」

