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愛おしいキミに極甘な林檎を
第8章 邂逅と甘美なデート

ソラ先輩は何か言いたそうに私の方を見てから視線を横に逸らした。
「いや……、風子と早く前のように戻りたいなって思っただけ……」
誰も歩いていない場所を利用して私の腰を引き寄せてキスをしてきた。
店から出て冷えてきた唇に特別な温かさが広がっていく。
タイミングを合わせもせず、繰り返されるキスをただ受け続けてているだけの私。
一方的にしていることに気付いているだろうけどソラ先輩は強引に続けてくる。
そんな彼に抵抗しないのは、体が熱くなって力が抜けるほどキスが気持ちいいから。
心は離れても、快感と言う名の鎖が枷に引き戻されている。
昨晩抱かれたせいで身体が思い出してしまった……。
「今の風子、エッチな表情してるね。……ホテルに行って昨晩のようにもう一度する?」

