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きっかけは映画館
第22章 新しい朝
「サラダは出来合いのだけど、どうぞ。」
「いただきます。」
並んで朝食食べれるなんて、やっぱり幸せだ。
「美味い。」
それだけを言い続けペロッと完食した。
「約束通り、お昼ご飯作るけど、ヒジオ何が好き?」
「麻里絵ちゃん…」
「……えっ?」
「麻里絵ちゃんが作るものなら何でもいい。」
ヤベッ…本心出ちゃった…
手厳しい麻里絵ちゃんは出て来なくて、赤くなってる。
「珈琲飲んだら、買い物出掛ける?」
「早くない?」
「散歩してもいいし…」
てか、家にいたら押し倒しちゃいそ〜だ。
「うん…駅前の公園でも行こう?」
で、散歩してパチンコやの開店待ちみたく、ショッピングセンターの開店を待って買い物。
麻里絵ちゃんは会社用のスーツに俺はラフな格好だけど、まずは洋服を買う。
案の定麻里絵ちゃんは帰ればいいといったが、
麻里絵ちゃんが今日の分のお酒を買い込んだことを持ち出して説得した。
麻里絵ちゃんが食材を買う間に、ちょっと抜けてドラッグストアに行き、お帽子を購入。
「ヒジオ、二日酔いなの?」
とか、聞かれたけど、誤魔化した。
そして、程なく帰宅して、ソファーに腰掛ける。
いざとなると、なかなか言い出せなかった。

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