この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
またいつか貴方と
第6章 傷付けられる
部屋に上がった私は疲れていて
いつの間にか寝ていたのだが
夢であの光景が浮かんできて苦しくて目が覚めた。
でもあの男達の声やあの光景が消えず
自分の身体が汚く思えて気持ち悪くて
掻きむしってしまった。
すると全身が赤く腫れてひどいところからは
血が出ている。
これじゃシーツが汚れちゃうと
一度リビングに降りて身体を拭こうと降りると
リビングでお母さんが泣いていた。
私、お母さんにかなり心配かけちゃったんだ。
私は謝りたくてお母さんを呼んだ。
「お母さん...」
『沙綾?どうしたの血だらけじゃない。』
「うん…寝てたんだけど…
起きてからあの事思い出しちゃって
掻いちゃったら血が…」
『沙綾...手当てしよっか。
それから今日はお母さんと和室で寝よう』
お母さんの優しさだろう。
何かあってもすぐ分かるように言ってくれたのだろう。
それから私はお母さんと和室で寝て
しばらくその生活を続けた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


