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またいつか貴方と
第27章 過酷なリハビリ
検査から戻った聡くんを私は一人で迎えた。
「あれ?亜里沙ちゃんたちは?」
「もう帰ったよー」
私はそう言って聡くんをベッドに座らせて
買ってきていたプリンを出した。
ありがとうとプリンを持っている聡くん。
今しかないと話をきりだすことに。
「聡くん...
リハビリ大変?」
「うーん。大変かな。でも、少しでも早く
退院して元の生活に戻りたいからな。」
机にプリンを置いて利き手ではない手で
一生懸命プリンを食べている。
「あのね、前から聞いてたけど
聡くん事故で頭打っちゃってるじゃない?
だから今は無理せずにゆっくりリハビリして
様子見ながらの方がいいんじゃないかな?」
私がそう言うと聡くんはプリンを食べるのを辞め
机にあったプリンを床に叩き落とした。
「そんなこと分かってんだよ!!
けど無理してでもやらなきゃ
動かなくなったら終わりなんだ!!」
言い終わるとハッと気づいた聡くん。
「そっか...ごめんね…」
私は病室から飛び出した。
「沙綾!!」

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