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またいつか貴方と
第27章 過酷なリハビリ
『先輩気持ちだけいただきます。
ちょうどよかったんです。
父が今秘書を探していて…
直人さえよければしてみる?』
亜里沙の提案に直人くんは
鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。
聡くんはニヤニヤしているし
私も多分口が開きっぱなしだ。
『そ、それは...』
『そうするなら私の永久就職も近いわよね?』
亜里沙は笑いながら直人くんに話しているが
直人くんは少し緊張している様子だった。
『少し考えます...』
このカップルはどうみても亜里沙が上で
直人くんは尻に敷かれるタイプみたい。
想像通りだから私が笑っていると
聡くんも悟ったのか笑い始めた。
『『何???』』
亜里沙と直人くんが声を揃えたことにも
可笑しくなってまた笑っていた。
すると看護師さんが来て
聡くんを少しレントゲン撮りたいからと
病室から連れて行ってしまったから
私達は病室に残っていたらさっきの看護師さんが
戻ってきて少しいいですか?と言ってきた。

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