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またいつか貴方と
第24章 奇跡を信じますか?
聡くんを見ると顔のガーゼが1つなくなってる。
まだ大きな傷は生々しいが小さな傷は瘡蓋に
なってきているのが分かる。
「あ、ガーゼなくなったんだ。
聡くんよかったね。でもまだ痛いね…」
『ほんとだ。少し減ったわね』
「お母さん…疲れてますよね?甘い物食べてください!」
私は病室に戻ることを進めて冷蔵庫からケーキを出し
お母さんに好きなものを選んでもらった。
イチゴのショートケーキ
モンブラン
ティラミス
『じゃ、ティラミス頂くわ。ありがとう。』
「いえいえ。あ、蛍子ちゃんの持って帰ってね?
蛍子ちゃんはどっちがいいかな?」
『いいの?ありがとう。
蛍子はショートケーキの方が好きかも。
うん!!美味しい!』
久しぶりに笑顔を見た。
女は甘い物好きだなーなんて一人で思いながら
お母さんが笑顔でケーキを食べてくれ
嬉しくて仕方なかった。
そしてお母さんはシャワーを浴びに家に帰ったので
私はまた聡くんの傍にいき手を握る。

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