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またいつか貴方と
第23章 生死の分かれ道
聡くんのお父さんが経営しているのは
海外の雑貨や家具などのインテリアなどを
仕入れている大きな会社だから。
『隅田と聞いてピンとこないなら
大して会社のこと分かってないのか?』
『あの...』
スーツの人はお兄ちゃんにビクビクしている。
そしてお兄ちゃんは低い声で伝えた。
『SMDカンパニー』
男の人はその場にズルズルと座り込んだ。
そしてお兄ちゃんが一言
『どうなるか楽しみだな。
今のうちに対策考えろよ。
俺はまだ力がないから何も出来ない。
でも力を持っているやつを怒らせると怖いな…』
私達は病院を後にした。
そしてお兄ちゃんと家に帰った。
お兄ちゃんはあれからあの人のことは話さない。
いつもと変わらず優しい笑顔で
今日は飯食えよ。と言って笑っている。
お兄ちゃんだって腹たってるはずなのに
怒っているはずなのに
大人な対応をしてくれている。
あんなことでイライラする私は
まだまだ子供だと実感した。

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