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またいつか貴方と
第23章 生死の分かれ道
しばらくするとお兄ちゃんが迎えに来てくれた。
お兄ちゃんも聡くんのことを心配していた。
帰りの車の中お母さんは少し焦っていた。
『沙綾?明日も一緒に病院行こうか?
それとも今日寝れそうになかったら
横になるだけでも…!』
「お母さん。ありがとう。」
お兄ちゃんは明日休みだから一緒に行くと。
だから私はお兄ちゃんと明日
また聡くんのところに行くことにした。
昨日の夜は聡くんのお母さんが
病院に泊まって蛍子ちゃんは妊婦だから
おうちに帰ったらしい。
その日の夜はご飯なんて食べられなかった。
寂しくてどうしようもなくて泣きそうだったけど
聡くんはまだ病院で頑張っている。
私が泣いてるの知ったら聡くんまた心配するもんね。
ベッドに座って聡くんのことを考えていた。
すると部屋をノックする音が聞こえた。
コンコン...
「はい…」
『入るぞ』
入って来たのはお兄ちゃんだった。

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