この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
またいつか貴方と
第19章 絵画展での大事件
それは私が一番好きと言っていた絵だった。
どうやらポスターではない。
ちゃんとした絵だったから
私は心臓がとまってしまうかもと思うくらい
ドキドキしている。
「いくらだったの?」
「聞くなよ。」
笑っているけど高いに決まっている。
私はスマホを出して調べようとした。
「おいおい。ググるなよ?」
「だってーーーーっ」
要らないなら俺の部屋に飾ろうかな。と
笑いながら言う聡くん。
車のコンソールがこんなにも邪魔だと
思ったことは今までない。
それでも私は聡くんに抱きつきたくて
無理矢理抱きついて大好きと伝えた。
「俺も。沙綾がこんなに喜ぶと嬉しい。」
もうこの絵は私の宝物です。
後でググって度肝を抜かれた。
聡くんどうしてこんな絵買えるの?
私は額に入れ部屋の壁に飾った。
その絵は今でも私の宝物。
ずっと私といる。聡くんと一緒に。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


