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またいつか貴方と
第19章 絵画展での大事件
しばらく走ると亜里沙のマンションが見える。
亜里沙の家も結構なお金持ちだから
この辺で1番豪華なタワマンだ。
「亜里沙ちゃんいいとこ住んでんね。」
「両親弁護士さんって言ってたよ。」
「直人くんの家も近いの?」
「さー、分かんない...
バイト先のカフェに亜里沙がよく行くから
そこで声かけられたって。」
そんなふたりの馴れ初めを軽く話すと
亜里沙と直人くんが手を繋いで待っている。
どちらかといえば亜里沙は恥ずかしいから
離したくても直人くんが離してくれないって感じ
お待たせ。乗ってと声をかけると
亜里沙は振り払うように手を離した。
『そんな振り払わなくても…』
直人くんは少し寂しそうに言った。
『『お願いします。』』
二人は後ろの席に乗りこみ
絵画展へみんなで向かった。
『こんな車初めて乗った。
最初で最後かも。』
直人くんは聡くんのBMWに興奮している。

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