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またいつか貴方と
第17章 ジメジメの梅雨
「沙綾...?」
「行きたくないからとかで断ってたんじゃない!
聡くん毎日お仕事だし朝早くから行ってて
疲れてるだろうから週末はゆっくりしてほしくて
断ってただけなのに...」
「ごめんな。俺のためにだったんだ。
俺はてっきり沙綾が行きたくないって思ってた。
でもな、俺は朝早いけどちゃんと寝てるし
こうやって沙綾の放課後一緒に過ごせるなら
それくらいどうってことない。
だから週末はいろいろデートしよう。」
行きたい。色々出かけてデート楽しみたい。
でも聡くんのため。と思ってた。
けどそれは違ってたんだ。
私が声に出してない分聡くんは
傷ついていたのかもしれない。
「うん。ごめんね…」
「謝るな。お互いちゃんと言えてなかったから
すれ違ってただけだから。
沙綾も行きたいとかしたいことは
ちゃんと教えて?」
うん。ちゃんと言おう。
すれ違いを続けて溝が深まらなくて良かった。
話し合いは大事。

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