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またいつか貴方と
第11章 お誕生日おめでとう
真也さんはすぐ蛍子ちゃんに電話し
さっきあったことを話した。
「もしそっちに言って元気なかったら
少しはなしてあげてくれ。」
真也さんは気を使って蛍子ちゃんに
連絡してくれたらしい。
私は今日の夜から聡くんの家に
泊まることになっていた。
だからプレゼントを持って聡くんに行くと
まだ聡くんは帰っていないらしく
蛍子ちゃんとゆっくり話した。
「蛍子ちゃん体調どう?」
『沙綾ー。大丈夫よ。悪阻も今は落ち着いたから』
「そっかー。楽しみだね!」
『沙綾、今日あったことは気にしないこと。
無理して笑わない。辛い時は辛いって言いな?』
蛍子ちゃんにも聡くんにも隠し事は出来ない。
小さい頃から見てくれているから
異変にはすぐに気づいてくれる。
「うっ...グズッ…」
『よしよし。泣きな。』
「私はちゃんと節約してたお年玉とかで
買いに言ったのに。
その辺の子の一緒にしないでほし…い」
『うん。わかってるよ。』

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