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第8章 なぜあなたなの？

「そうなんだ。でも、いい子もいるよ？
諦めずにまだ希望を持って！！！」


すると
『ははは！！
高校生のクソガキに応援されてもな。
でも、確かにな。まともなやつもいるかもな。』


道隆さんは本当にいい人なの。
だからいつかまたいい人に出会ったら幸せに
なってほしいなって思う。


今日も自宅まで送り届けてくれて
お礼を言って別れた。



そして翌日
私は亜里沙に質問攻めする。

「ちょっと、昨日の彼は誰！」

亜里沙はちゃんと話すから。と
ゆっくりと話せる時間を見つけた。

お昼休みにお弁当を食べながら聞いてみた。

『彼はたまに行くカフェの店員さんなの。
バイトしてるみたいで。』

「何で一緒に帰ってるの？」

『声かけてくれてLINEしてたらそうなったの！』


そして向こうから告白された事。
今日返事をするようになっている事など
教えてくれた。


「亜里沙おめでとう！」


素直に嬉しくておめでとうと言えた。