この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
またいつか貴方と
第8章 なぜあなたなの?
絶対文句言ってやる!!!って気持ちで
ドンドン車に近づくと運転席から降りてきた
あの男の人がドアを開けた。
「結構です。お話したら一人で帰りますから」
そして道隆さんを睨んでやった。
『お疲れ様沙綾。』
サラッと言われて怒りはマックスに近い。
「あの、もう大丈夫だから。
聡くんに頼まれたかとかもう無視してください。
あなたが来ることで私は変な目で
見られてるんですから!!」
大きな声を出すと近くにいた生徒に
また白い目で見られてしまった。
『なぜだ?』
「聡くんと付き合ってて迎えに来てくれてたんです。
なのにいきなりあなたがきている。
みんな私があなたに乗り換えたと思ってるの!」
『ほっとけ。乗れ』
ダメだ。話が通じない。
諦めようとした時中から腕を引っ張られた。
「キャッ…!!」
私の身体はまたあの黒塗りの車に吸い込まれる。
そして向こうから亜里沙が歩いてくるのが見えた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


