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もしもシリーズ〜自作品のキャラ達のラブシーン満載。
第6章 君に熱視線゚〜甘熟編〜
心臓は口から飛び出していきそうな程に鼓動を打ってるってーのにっ…
「な……」
「お風呂はっ…」
………は?
名前を囁き掛けた晴樹に苗がとっさに返した言葉だった。
「風呂っ?…て…」
「や、やっぱりっ…こういうことの前はお風呂が大事だょっ…ねっ…」
「それはそうだけどっ…」
何だかせこい時間稼ぎのような気もする…
「じゃ…っき、決まりっ…兄さん先に入って! ねっ!」
「………」
苗の焦った口調がどうも怪しく思えた。
「………俺…後にする。お前先に入れ…」
「え…そんな…」
「何がそんな、だ?」
やっぱり怪しい…
まさかトンズラこく気じゃ……
晴樹はジトッと苗を見据えた。
もし、読みが当たっていたなら…
はっきり言ってラブホで女に逃げられるよりも恥ずかしいっ
しかもそれが我が家で相手が奥さんならなおのこと…
前代未聞だろ!?

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