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KOIBUMI 2
第31章 もう忘れたい
由美said
なんで・・・来るの???
壁を見ていると達也君は私の横に立って・・・。
「俺に逢わない様にしてた???」
・・・・・・。
壁に腕を付けて少しでも達也君から離れたかった・・・・。
「由美さん・・・?顔見せて?」
・・・・・やだ・・・・。
「由美さ・・・」
名前を呼ばれて・・・肩を触られる感触・・・・。
思わず達也君の手を払って・・・・達也君の顔を見た・・・。
・・・・・・。
「ごめ・・由美さん・・・・あの・・・・・」
・・・・・ッ
達也君が・・・悪いんじゃないのは分かってるの・・・・。
それに・・・。
私は・・・。
貴方が好きだった・・・・。
ポーーン・・・とエレベーターが1階に着き・・・・。
私は慌ててエレベーターを降りた・・・・。
「あっ・・由美さん待って・・・!!!送るからッ・・・・・」
もう来ないでッ・・・・
小走りで病院を出てロータリーを抜け・・・大きな門をくぐる手前・・・・。
「由美さんッ・・・・・」
グイッと肩を掴まれて・・・・。
達也君の顔を見た・・・・。

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