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KOIBUMI 2
第2章 貴方の傍に行きますIN小笠原
最悪だッ・・・。
私ってどこまでバカなんだろう・・・。
これじゃ、淳にバカって言えないじゃないッ!!!!
私は大きなスーツケースのみ持って船を降りた。
はぁ・・・。
12月なのに小笠原ってこんなに温かいんだ・・・。
ッて、呑気に伸びをしてる場合じゃないッ!!!
あの・・・向かいに居た子達・・・なんて疑うのは失礼か・・・。
まぁ・・自分が手荷物そのままでずっと吐いてたからいけないのかな・・・。
でも携帯も無くて・・・お金もない。
ヤバい!!!!
淳に何も告げず勝手に来て・・・・。
携帯が無いって・・・・。
はぁ・・・・。
お金もないし・・・。
取りあえず淳を探そう。
何処かで電話を借りて・・・っていっても・・・。
番号がわからないし。
私は荷物を引き一回ターミナルを離れた。
小笠原の父島。
初めて来たけど・・・結構お店があるんだ。
商店が並ぶ道を歩くと定食屋さんの前に小さなおばさんが呼び込みをしている。
あの人に聞いてみようかな・・・。
私が近づいていくとそのおばちゃんは私をじっと見つめた・・・。
あ・・・、まさかバレないよね(笑)

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