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KOIBUMI
第18章 別れ
俺らの高校生活も・・・・
終わりに近づいていた。
それは・・・最後の冬休み前に起きた。
「田代がっ?!」
その日・・・担任の田代は・・・・教室に来なかった。
少し前から癌がもう末期だったらしい。
俺と淳は・・・・顔を見合わせた。
田代には・・・高1の時から世話になってて・・・
本当にウザい先公だったが・・・俺らは大分・・・・
面倒を見てもらってた。
その日・・・学校の帰りに・・・・・
淳は蓮見を連れて・・・皆で田代の見舞いに行ったが・・・
田代はほとんど意識がなく・・。
でも・・・
俺らに言ったんだ。
「お前らの・・・バカみたいな強さ・・・・」
・・・・・・・。
「大事な女・・・・守る為に使えよ・・・・」
最後の言葉だった。
田代は・・・・俺らの前で・・・息を引き取った。
俺らは高校入って・・・・
初めて・・・・
泣いた。

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